SHANGHAI Shu

中国から帰ってきた日本人がやりがちなこと

2021/05/28

Shu

上海在住4年目の三十路。東京の大学を卒業後、20代はアジアやヨーロッパを転々として過ごす。 美味しくて簡単な中華料理や、驚きが連続の中国の生活をまったりと紹介します。

中国から日本に一時帰国した時、友人に会うと必ず言われること。

「お前、声でかいな。」

比較的声が大きいとされる中国人に多く接する環境で暮らしていると、知らず知らずのうちに中国人の習慣が自分自身の身に染み付いてきてしまっているのです。

 

聞き返しで「あ゛?」って言いがち

普通、日本人同士の会話で相手の話し声が聞き取れなかった時は、「え?」とか「ん?」のように、表情も交えながらさりげなくもう一度尋ねますが、中国人だと「啊?(あ?)」が聞き返しの言葉になります。

これが移ってしまうんですよね。

日本の友だちと話すときに、これだけは言わないようにいつも気をつけています。

 

LINEのボイスメッセージ機能使いがち

中国人ってなんでか知らないですが、中国版LINEのWechatで、ショートボイスでやり取りするんですよね。

打つのが面倒なのかな。

私も中国にいるときはそれを真似しているので、日本人にもLINEでボイスメッセージ送っちゃいます。

 

タビハウスのメンバー同士も活用してます!

 

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タクシー乗りたがりがち

中国のタクシーって、初乗りが100〜200円で、しかもメーターの上がり方がゆっくりなので、市民の足として普及していますし、私もしょっちゅう乗っています。

日本に帰ってくると、思わず反射的にタクシーを止めちゃいそうになるので、すっごく気をつけています。

乗ったら最後、1日の予算を使い果たしてしまいますからね。

 

ホテルに「住む」って言いがち

「ホテルに泊まる」のことを中国語では「住酒店」と言います。

なので、中国語ができる日本人はうっかり「どこのホテルに住むの?」なんて言っちゃう率が高い気がします。

この他、「ヨーグルトを”飲む”」「薬を”食べる”」「日本”住在”」などもあるあるです。

 

ゴミの分別忘れがち

今でこそ中国でも分別という概念が始まりましたが、私が住み始めた頃には全てのゴミが「ただのゴミ」という認識でしかなく、燃やせるゴミや燃えないゴミという区分がありませんでした。

日本の実家に帰省した際に、ペットボトル&電池&生ゴミを全て一つのゴミ袋に入れて、ひどく叱られたことがあります。

 

ビールもコーラも常温で飲みがち

中国人は体を冷やすのが大嫌い。

体が冷えた時、体調が悪い時、何かにつけて「多喝热水(白湯をたくさん飲んでね)」とお湯を飲ませようとしてきます。

ちなみにこの言葉、彼女の体調が悪いときに男性が言いがちな言葉=女の気持ちが分からない男の意味として、ネットの流行語になりました。

 

というわけで、中国のレストランではビールやコーラが常温で提供されますので、それに慣れちゃいます。

ちなみに、レストランでは冷たいものを頼めば出してくれますが、お節介なおばちゃん店員だと「そんなに冷たいのばかり飲んでると体に悪いわよ」って言ってきます。(高頻度)

 

最後に

他にも中国に来てびっくりしたことはいっぱいあったはずなのに、それが日常になってしまって、きっとほとんどのことは忘れてしまっているのです。

中国の習慣を受け入れつつも、日本人の心は絶対に忘れないようにしよう。

そんなことを思いながら、スーパーで大量に買い込んだひまわりの種をぼりぼりとかじる私なのでした。

 

-SHANGHAI, Shu

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