こんにちは。
今日は2021年6月末現在のコロナ禍におけるドイツの様子についてお話ししたいと思います。
※ドイツでは州によってコロナに対する規制が異なります。
私が住んでいるマルクノイキルヒェンはザクセン州に属しているため、ザクセン州独自の規則に沿った生活の様子をお話しします。
ここはとても長閑な田舎町。大きい街とはだいぶ異なるコロナ禍でのライフスタイルがあるので、そこだけご注意ください。
長かった2回目のロックダウン
ドイツでは去年の11月から2回目のロックダウンが開始されました。
はじめは緩めの規制で、他の州への行き来や行動範囲の制限などは規制されていませんでした。
12月になって、規制が強化されました。
クリスマスマーケットの中止が発表されたり、他の州への移動どころか、仕事などの理由がない限り、遠くへの移動は禁止されました。
私的な集まりも人数制限が設けられ、街で営業しているのは、薬局、ドラッグストア、スーパーのみ。
飲食店はテイクアウトのみの営業になりました。
週に1回練習があったブラスバンドは無期限の活動休止に。
週に1回通っていたカルチャースクールのドイツ語コースも無期限の休止に。
また、隣国との国境が閉鎖されることに。
ここマルクノイキルヒェンはチェコとの国境に面している街。
車で10分ほど行けばチェコに入国することができます。
ドイツよりも物価が安いチェコ。ガソリンを入れに行ったり、タバコやお酒を買いに行ったり、ディナーに行ったりと、今まで気軽に国境を超えてチェコに入国していた生活に制限がかかりました。
こんな状態が5月まで続きました。
どこへ行くにも陰性証明が必要に
2月頃から美容室の営業が条件付きで再開されました。
その条件というのが、コロナの陰性証明を持参するというもの。
ここマルクノイキルヒェン近辺では街に一ヶ所コロナ簡易テストを週に2回無料で受けることのできるテスト会場が設けられました。
PCR検査とは異なり、簡易的なテスト。ここで陽性の結果が出た場合、かかりつけのお医者さんに行って正式にPCR検査を受けるという流れになりました。
また、スーパーやドラックストアでも誰でも気軽に簡易テストを購入できるようになったり、職場でも週に1回無料でテストを受けれるようになったりと、ドイツ国内でのコロナのテスト実施率は上昇しました。
その結果なのかドイツでのコロナ新規感染者数はどんどん上昇し続けました。
ワクチン接種が広まった
ワクチン接種率も上りました。
私の周りでもすでに接種している人が結構いるのです。というのも、この辺りは一時期ドイツ国内でも一番新規感染者が多いエリアだったため、年齢関係なく、望む人全てに接種許可が下りたのです。
ワクチンの接種率が上がったおかげなのか、5月に入ってから新規感染者数は下がり続け、いよいよ長かったロックダウンが段階的に解除されることに。
久しぶりの外食
ロックダウン中の外食はもっぱらマックのドライブスルーのみ。
約半年ぶりの店舗での食事は、チェコのカフェで。美味しかったなあ。。。
2021年6月末現在
そんなこんなでこの1ヶ月半ほどで色々な規制がだいぶ緩和されてきました。
レストランでは室内での食事も許可され、今まで通り入店することができます。
お店もほとんどが再開され、人数制限があるものの、普通に買い物を楽しむことができます。
屋外であれば1,000人以下の集まりが許可され、来月には私が勤めている会社主催で街でフェスティバルが開催されることになりました。
先々週からブラスバンドの練習も再開され、少しづつ日常生活が戻ってきました。
この町では、公共の交通機関や、スーパーなどマスクの着用義務があるところでしかマスクは着用していないのが現状です。
(田舎な分人も少なく、他人との距離が保てているので良いのかな、、、?)
気温が一気に上がり、春を通り越して夏になったドイツ。
外でBBQを楽しんだり、プールに行ったり、日光浴をしたり。
(おかげで、私の肌は一気に日焼けしてしまい、ヒリヒリ火傷状態、、、)
州をまたいでの観光のための宿泊も許可され、国によって条件は異なるものの、他国への旅行も行けるように。
私は来週末から一週間、旅行でスイスのベルンへ電車で行くことになりました!
というのも飛行機での移動は必ず陰性証明書が必要とのこと。
Ayana調べによるとスイスへの電車での入国は条件がないとのこと。そしてドイツへ戻ってくる際も無条件。
また、現在日本からドイツへの入国はコロナの前と同様に入国が可能になったとのこと。
(ただし日本へ帰国の際は2週間のホテル&自宅隔離が必要)
※ただし出入国条件はその都度変更されるので、渡航の際は再度ご自身でお調べいただくのが良いと思います。
最後に
今後またどのような状況になるのかはわかりませんが、、、
今は、ようやく自由にできることが増え、私を含め、多くのドイツ人 or ドイツ在住者は夏の休暇のことで頭がいっぱい、なはず。
こういう、"ドイツの休暇愛が強い"文化は、私のドイツの好きなところの一つなのです。
ドイツでのコロナ新規感染者情報は以下のホームページで確認することができます。
https://experience.arcgis.com/experience/478220a4c454480e823b17327b2bf1d4/page/page_1/
それでは、今日はこの辺で。