LIFE SHANGHAI Shu

反日っぽいし、なんとなく怖い中国一般市民の真相に少しだけ迫る

2021/05/31

Shu

上海在住4年目の三十路。東京の大学を卒業後、20代はアジアやヨーロッパを転々として過ごす。 美味しくて簡単な中華料理や、驚きが連続の中国の生活をまったりと紹介します。

中国人のイメージって、ほんと悪いですよね。

声が大きいし、食べ残すし、ゴミポイ捨てするし。

これは紛れもない真実なのです。

 

では、実際に中国人と接してみるとどうなのでしょうか?

また違った一面が見えてくるかもしれません。

今回は、中国在住4年目の私が、「おや?中国人って実はこうだったのか」と思ったことを4つ紹介します。

 

 

反日?

中国人って反日教育してるし、日本人が中国の街を歩いていたら差別(攻撃)を受けるんじゃないか。

こう思っている日本人、意外と多くないですか?

 

確かに中国の学校では反日的な教育を受けていたり、公共施設では南京事件の様子を紹介するビデオが流れていたりと、大なり小なり日本を意識した政策がとられています。

ところが、中国国民はというと、そうでもないようです。こちらをご覧ください。

 

参考:言論NPOと国際出版集団は「第16回日中共同世論調査」の結果を公表

 

なんと、中国人の45.2%が、日本に対して「良い印象」を持っているそうです。

実際に私が中国で出会った中国人たちは、日本に旅行に行ったことがある人や、日本の電気製品に絶大な信頼を置いている人、日本の漫画やアニメが大好きな人など、日本に好意的な人が多いです。

 

逆に、中国に「良くない印象」を持つ人は日本人は89.7%。

きっとこれは、日本のニュースでは中国の負の面しか見せない、という現状が大きく影響していると思います。

 

ニュースで聞いたことを全て信じるのではなく、中国に一度でも来て自分の目でその様子を見れば、きっと印象は変わるはずですよ!

 

自転車大国?

30代以上だと、中学校の社会の教科書に載っている「天安門の前を走るたくさんの自転車」の写真を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ところが、いま実際に北京の天安門の前を見てみると、自転車はわずかで、フォルクスワーゲンやベンツなどの高級車たちがずらりと渋滞を作っています。

2020年の中国公安部の発表(2020年中国汽车保有量数据报告)では、中国全国の自動車台数は約3億7200万台に上るそうで、保有率の上昇も半端じゃないです。

 

参照:百度百科/汽车保有量

私たちのイメージとは180度異なり、現在は環境に優しい電気自動車の普及も急速に進んでいます。

中国はもはや、立派な「自動車大国」なのです。

 

熱烈な愛国心?

中国人は比較的、愛国者が多いイメージがあります。

また、現地の大学では必修科目に「毛沢東思想」というものがあり、私たち日本人にとってはあまり印象の良くない毛沢東を尊敬している人も、それなりにいます。

 

しかし、当然といえば当然ですが、自国の政治に不満を持っている人もいます。しかも、割と少なくないようです。

実際に仲良くなって心を開いてくると、ポロポロっと政府の不満を漏らす人もちらほらといて、これも私の以前のイメージとは違い、意外と思想の統制まではされていないんだなーと感心したところでした。(失礼!)

 

性格きつい?

銀座や新宿で爆買いをしている中国人ファミリーの様子を見ていると、「声でかい!」「なんかけんかしてる!」「めっちゃきつい!」と思ってしまいます。

騒がず周囲との和を大切にする日本人にとっては、ちょっと近寄り難い存在ですよね。

 

しかし、実際の話の内容を盗み聞き(笑)してみると、実はそれ、喧嘩でもなんでもなく、何を買うかで相談していることが多いようです。

 

中国人は、自分たちの性格をよくこんな風に言います。

「中国北方の人は豪快でストレート。中国南方の人は繊細で回りくどい。」

どうやら南北で性格が正反対のようです。

 

私は上海(中国南方)に住んでいるからか、出会う人も比較的おっとりしていて、暖かい雰囲気を持っている人が多いです。

これも、私自身が持っていた中国人のイメージとは全く異なるものでした。

 

まとめ

全部をまとめると・・・

結論

中国では、そこまで反日じゃないいろんな性格の人たちが、めっちゃ車に乗って、時々は政府の愚痴を言いつつ、暮らしている。

ってことがわかりました!(分かったのか?)

 

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