2021年6月現在、コロナウイルスの影響で未だ厳しい水際対策がとられている中国・上海へ渡航することになった私。
上海に到着して諸々の手続きの後、空港から政府指定の隔離ホテルにバスで連行され、部屋から一歩も出られない厳しい【2週間ホテル隔離生活】を送ることになりました。
ここでの食事は配給制。
毎日、朝昼晩と決まった時間に部屋の前に弁当が配達されていきます。
これが全て中華料理。そして、意外にも美味しい。(個人の見解です。)
中国の家庭料理を日替わりで楽しむことができる、またとない機会でした。
今回は、14日間で42食の中華料理を食べた私が、その中でも「これは美味しかったな〜」という弁当を、朝昼晩の1食ずつ、紹介します。
ある日の朝ごはん
朝食メニュー
- 粥・・・お粥。味付けはないので、漬物といただくと美味しい。
- 馒头・・・蒸したり揚げたりして食べる具なしの蒸しパン。
- 包子・・・肉まん、あんまん、高菜まんがある。小さくて可愛い。
- 麻团・・・揚げごま団子。絶対美味しい。
- 水煮蛋・・・ゆで卵。持参した塩が活躍。
- 土豆・・・蒸したじゃがいも。持参した塩が活躍。
- 咸菜・・・漬物。塩味、醤油味、味噌味などバリエーション豊富。
- 草莓牛奶・・・いちごみるくなんだけど、薄くてなんだか物足りない。
朝のメニューはほぼ毎日こんな感じ。
ジャガイモに蒸しパン、ゆで卵と圧倒的な丸さを誇っています!
家庭では蒸しパンかお粥のどちらかが主食になるはずですが、ホテル隔離期間中はこれを両方、毎日食べるので、朝から元気モリモリです。
(そして着々と肥えてゆく。)
ある日の昼ごはん
昼食メニュー
- 干煸四季豆・・・水気がなくなるまで炒めた(干煸)+インゲン豆(四季豆)。普通に美味しい。
- 番茄炒蛋・・・トマトと卵を塩で炒めただけなのに、めちゃ美味しい。同じ具材を塩スープに入れてもまた美味しい。
- 红烧鸡腿・・・ポン酢:水=1:1で鳥モモ肉を煮込んだ味。美味しい。
- 炒空心菜・・・空芯菜の炒め物。美味しい。
- 紫菜蛋花汤・・・青さと溶き卵の薄塩味のスープ。脂っこい食事が多い中華料理の中では圧倒的な癒しキャラ。
- 香蕉・・・バナナ。うまい。うほ。
個人的には毎回昼に出てくるメニューはお気に入り率高め。
特に「トマトと卵の炒め物」は、さっと炒めただけの簡単料理なのに美味しい、超おすすめ料理。
そしてそろそろお気づきかもしれませんが、中華料理は炒め物がすごく多いです。
油が腹に溜まって、エネルギー満タンです!
(そして着々と肥えてゆく。)
ある日の夜ごはん
夕飯メニュー
- 萝卜炖鸡・・・大根と鶏肉の煮物。日本食にも同じような料理ありますよね。
- 豆腐丝・・・麺状になった硬い食材に、ごま油と塩で味受けした、病みつき料理。パクチーもちょっと入ってました。
- 花菜木耳炒蛋・・・サクサクのカリフラワーとプリプリのキクラゲ、千切りにした豚肉とささっと炒めれば、ご飯のお供が完成!
- 蛋饺・・・餃子の皮の代わりに薄焼き卵を使った、たまご餃子。
- 豆腐蛋花汤・・・豆腐とかき卵にすこーしパクチーを入れた塩味のとろみスープ。
- 橘子・・・オレンジ。うまい。
日本の皆さんにとって珍しい食材といえば、「豆腐丝(千切り豆腐の和物)」でしょうか。
豆腐なのに歯応えがあって、味付けもシンプル。
例えていうならば、牛角の「やみつきキャベツ」のような立ち位置です。
箸も酒も止まりません!
(そして着々と肥えてゆく。)

いかがですか、この美味しそうな弁当の数々!(賛同が得られていない予感・・・)
中国の家庭料理は意外と作り方は簡単なものが多いので、日本でもすぐに実践できそうです。
興味がある料理があれば、ぜひ作ってみてくださいね!