SHANGHAI Shu 料理

【中国・上海ホテル隔離の食事情】配給弁当ってどんなものが出るの?

Shu

上海在住4年目の三十路。東京の大学を卒業後、20代はアジアやヨーロッパを転々として過ごす。 美味しくて簡単な中華料理や、驚きが連続の中国の生活をまったりと紹介します。

2021年6月現在、コロナウイルスの影響で未だ厳しい水際対策がとられている中国・上海へ渡航することになった私。

上海に到着して諸々の手続きの後、空港から政府指定の隔離ホテルにバスで連行され、部屋から一歩も出られない厳しい【2週間ホテル隔離生活】を送ることになりました。

 

ここでの食事は配給制。

毎日、朝昼晩と決まった時間に部屋の前に弁当が配達されていきます。

これが全て中華料理。そして、意外にも美味しい。(個人の見解です。)

中国の家庭料理を日替わりで楽しむことができる、またとない機会でした。

 

今回は、14日間で42食の中華料理を食べた私が、その中でも「これは美味しかったな〜」という弁当を、朝昼晩の1食ずつ、紹介します。

 

 

ある日の朝ごはん

朝食メニュー

  • 粥・・・お粥。味付けはないので、漬物といただくと美味しい。
  • 馒头・・・蒸したり揚げたりして食べる具なしの蒸しパン。
  • 包子・・・肉まん、あんまん、高菜まんがある。小さくて可愛い。
  • 麻团・・・揚げごま団子。絶対美味しい。
  • 水煮蛋・・・ゆで卵。持参した塩が活躍。
  • 土豆・・・蒸したじゃがいも。持参した塩が活躍。
  • 咸菜・・・漬物。塩味、醤油味、味噌味などバリエーション豊富。
  • 草莓牛奶・・・いちごみるくなんだけど、薄くてなんだか物足りない。

朝のメニューはほぼ毎日こんな感じ。

ジャガイモに蒸しパン、ゆで卵と圧倒的な丸さを誇っています!

家庭では蒸しパンかお粥のどちらかが主食になるはずですが、ホテル隔離期間中はこれを両方、毎日食べるので、朝から元気モリモリです。

(そして着々と肥えてゆく。)

 

ある日の昼ごはん

昼食メニュー

  • 干煸四季豆・・・水気がなくなるまで炒めた(干煸)+インゲン豆(四季豆)。普通に美味しい。
  • 番茄炒蛋・・・トマトと卵を塩で炒めただけなのに、めちゃ美味しい。同じ具材を塩スープに入れてもまた美味しい。
  • 红烧鸡腿・・・ポン酢:水=1:1で鳥モモ肉を煮込んだ味。美味しい。
  • 炒空心菜・・・空芯菜の炒め物。美味しい。
  • 紫菜蛋花汤・・・青さと溶き卵の薄塩味のスープ。脂っこい食事が多い中華料理の中では圧倒的な癒しキャラ。
  • 香蕉・・・バナナ。うまい。うほ。

個人的には毎回昼に出てくるメニューはお気に入り率高め。

特に「トマトと卵の炒め物」は、さっと炒めただけの簡単料理なのに美味しい、超おすすめ料理。

そしてそろそろお気づきかもしれませんが、中華料理は炒め物がすごく多いです。

油が腹に溜まって、エネルギー満タンです!

(そして着々と肥えてゆく。)

 

ある日の夜ごはん

夕飯メニュー

  • 萝卜炖鸡・・・大根と鶏肉の煮物。日本食にも同じような料理ありますよね。
  • 豆腐丝・・・麺状になった硬い食材に、ごま油と塩で味受けした、病みつき料理。パクチーもちょっと入ってました。
  • 花菜木耳炒蛋・・・サクサクのカリフラワーとプリプリのキクラゲ、千切りにした豚肉とささっと炒めれば、ご飯のお供が完成!
  • 蛋饺・・・餃子の皮の代わりに薄焼き卵を使った、たまご餃子。
  • 豆腐蛋花汤・・・豆腐とかき卵にすこーしパクチーを入れた塩味のとろみスープ。
  • 橘子・・・オレンジ。うまい。

日本の皆さんにとって珍しい食材といえば、「豆腐丝(千切り豆腐の和物)」でしょうか。

豆腐なのに歯応えがあって、味付けもシンプル。

例えていうならば、牛角の「やみつきキャベツ」のような立ち位置です。

箸も酒も止まりません!

(そして着々と肥えてゆく。)


いかがですか、この美味しそうな弁当の数々!(賛同が得られていない予感・・・)

中国の家庭料理は意外と作り方は簡単なものが多いので、日本でもすぐに実践できそうです。

興味がある料理があれば、ぜひ作ってみてくださいね!

 

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